2024年12月31日火曜日

県体レスリング・スーパーキッズ部門

 第75回県民体育大会のレスリング・スーパーキッズ部門は11月10日(日)に島原工業高校で合同練習会が開かれました。



参加したのは、スーパーキッズを含む4歳から中学3年生までの選手29人。

MVPには

東長崎レスリングクラブの石川太陽選手(長崎市立大浦小5年)


有明レスリングクラブの坂本瑛士郎選手(島原市立三会小5年)


大村トップチームの亀山龍大選手(大村市立中央小6年)

南長崎レスリングクラブの野呂清隆選手(島原市立第五小4年)

4人のスーパーキッズが選ばれました。


レスリングは長崎から多くの日本一・世界で活躍する選手が育っており将来の成長が楽しみです。

動画は、スポ魂☆ながさきで放送され次第アップします。
明日は第4回長崎県女性アスリート支援プログラムについてです!

2024年12月30日月曜日

県体アーチェリー・スーパーキッズ部門

 第75回県民体育大会のアーチェリー競技・スーパーキッズ部門の大会が、1110日(日)に佐世保市総合グラウンドで開催されました。

 スーパーキッズに認定されている小中学生13人が参加しました。

 あいにくの雨の中、選手たちはカテゴリーごとに12m18m30mの距離からそれぞれ72射し、720点満点で競い合いました。




明日は「県民体育大会レスリング・スーパーキッズ部門」についてアップします!




2024年12月29日日曜日

県体ホッケー・スーパーキッズ部門

 第75回県民体育大会のホッケー競技・スーパーキッズ部門の成果発表会が、

1110日(日)に川棚大崎自然公園交流広場で開催されました。



 スーパーキッズや卒業生を含む小中学生16人が参加しました。

小学生の選抜メンバーは55の紅白戦を行い、中学生のスーパーキッズ3人は先輩たちとチームを組み、66で成年チームと対戦しました。

 参加者は、これまでの練習の成果を存分に披露しました。



明日は「県民体育大会のアーチェリー・スーパーキッズ部門」について!




2024年12月28日土曜日

県体卓球・スーパーキッズ部門

 第75回県民体育大会の卓球・スーパーキッズ部門が、11月9日(土)に諌早市中央体育館で開催されました。


今年新たに認定されたスーパーキッズ6人が、試合形式で日頃の練習の成果を披露しました。

 小学4年生の部男女でそれぞれ勝ち上がった二人には、ながさきスーパーキッズ育成プロジェクト特製のMVP賞メダルを授与しました。

(左)宅島美琴選手(諌早・真津山小)、(右)福田悠馬選手(西大村小)


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明日は県体ホッケー・スーパーキッズ部門についてアップします!

2024年12月27日金曜日

県体フェンシング・スーパーキッズ部門


 第75回県民体育大会のフェンシング・スーパーキッズ部門は、11月9日(土)に長崎工業高校で大会が開かれました。

小学4年生から6年生のスーパーキッズ6人が出場し、総当たりリーグ戦で熱戦を展開しました。

 優勝したのは

諫早市立上山(じょうやま)小5年の内田理仁(あやと)選手。

年上の6年生も含めたリーグ戦で5戦全勝の圧倒的な強さを見せました。

 また、MVPには4勝1敗で2位に入った

島原市立三会小6年の吉永成那(せな)選手が選ばれました。

吉永選手は内田選手に敗れた以外は男子選手にも勝利しました。

今後の成長が期待が高まります。




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明日は県体卓球・スーパーキッズ部門についてアップします!

2024年12月26日木曜日

県体ウエイトリフティング・ スーパーキッズ部門

 第75回県民体育大会のウエイトリフティング・スーパーキッズ部門は11月3日(日)に諫早農業高校で体験発表会が開かれました。

 参加したのは、スーパーキッズの女子選手2人。

 MVPには、普段は15キロで練習しているという諫早市立御館山(みたちやま)小4年の早田美南選手が選ばれました。





また、佐世保市立相浦中2年の大山沙耶選手は共に自己ベストを更新するスナッチ30キロ、クリーン&ジャーク40キロを成功。将来の活躍が期待されます。




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 明日は県体フェンシング・スーパーキッズ部門についてアップします!

2024年12月25日水曜日

県体ライフル射撃・スーパーキッズ部門

 

 第75回県民体育大会のライフル射撃・スーパーキッズ部門の体験発表会が、113日(日)に県小江原射撃場で開催されました。

スーパーキッズや卒業生を含む小中学生37人が参加しました。

 重さ850gのピストルを片手で持ち10m先の的を狙うビームピストル競技や、

重さ5kgのライフルで直径わずか4.6cm10m先の的を狙うビームライフル競技に取り組みました。

選手たちは優勝を目指すとともに、自己ベストの更新にも挑戦しました。




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明日は「県体ウエイトリフティング・ スーパーキッズ部門」について!

2024年12月24日火曜日

ハイパフォーマンスースポーツ・カンファレンス 特別セミナー

 ながさきスーパーキッズ育成プロジェクト(NSKDP)では、オリンピック競技の活動拠点であるHPSC(ハイパフォーマンス・スポーツセンター)や国立スポーツ科学研究センターで定期的に研修を受けています。

 今回はハイパフォーマンス スポーツ・カンファレンスとして開催された「スポーツ指導者のためのトータルコンディショニング研修会」について報告します。長崎県スポーツ協会の吉田事務局長が参加しました。

 講義①「栄養学的観点から考えるコンディショニング」
国立スポーツ科学センターの公認スポーツ栄養士から、運動時の脱水に焦点をあて、近年の気温上昇下における現状と水分補給の重要性について講義が行われました。


講義②「スポーツとコンディショニングに関わる内科的疾患の特徴とその見分け方」
筑波大学の公認スポーツドクターから、トップアスリートの内科的疾患について、実例と学術文献上の視点から7つの項目について講義が行われました。

 HPSCはトップアスリートを対象にした研究機関ですが、「トータルコンディショニング」についての基本的な考え方は、一般のアスリートや指導者にも通じるもので、効率的な役割分担と人材の育成・発掘が今後の長崎県スポーツの発展進化の課題でもあると感じました。
 また、施設見学ツアーでは「科学的根拠に基づいたトレーニング計画」の徹底ぶりに驚きました。


 ながさきスーパーキッズ育成プロジェクトでは、合理的で科学的エビデンスのある指導の普及のために、今後も最新の知識を学んで、長崎県内の選手に伝えていきたいと考えています。
 明日は県体ライフル射撃・スーパーキッズ部門についてお伝えします!

2024年12月13日金曜日

現代スポーツの新風や課題①

 

【現代的なチーム・ビルディング】

私はスポーツ指導の専門家ではありませんが、30年以上アスリートを取材してきた立場から、最近、「大変斬新で現代的だ」と感銘を受けたプロスポーツチームの監督の考え方を共有したいと思います。これは女性のチームスポーツにおいて、チーム全体・個々の選手共にメンタリティを向上させるものだと感じました。事実、このチームは今年の開幕から12連勝を記録し、今も連勝は続いています。チーム名や個人名は伏せてお伝えします。

 欧州女子サッカーは近年大変な盛り上がりを見せていて、日本人女子選手も様々な国のプロチームに多数在籍しています。中でもイギリスでは急激に盛り上がっており、11月のイングランドVSアメリカの国際親善マッチは8万人を収容するウェンブリースタジアムで前売りチケットが早々に完売したほどです。実際この監督率いるチームからは、この試合にも多数の所属選手を送り出しています。今年から新しい女性の外国人監督が就任したのですが、彼女の最大の目標は「チーム全員で欧州チャンピオン・リーグチャンピオンを目指す」です。よくある「全員○○」「チーム一丸」と思われるかもしれませんが、スローガンとしての「全員で」ではなく、本当に「レギュラーと控え」の区別なく一定の課題をクリアし、監督コーチの意図・戦術を理解したら、本当に全員を試合で使っています。何度かミスがあっても、必ずチャンスを与えています。

チームは、元々、30人の選手が在籍している(サッカーならばサブ含め2チーム組める。リーグトップクラスの実力で、リーグ戦・国内カップ戦・欧州選手権すべてに参加するうえ、大部分の選手が各国の代表としてW杯・五輪・国際親善マッチに召集されるようなチームで、日本人選手も在籍しています。

【監督の象徴的な言葉】

10日にリーグ戦を戦い、14日に他国で欧州選手権、17日に再びリーグ戦という過密日程に直面した際、監督は前試合の先発メンバーから6人を変更しました。試合中に5人を交代させ、見事に完封勝利をかざりました。

「シーズンの初めから、それが私の考え方でした。私たちはたくさんの試合をこなし、全員が参加していることを確認しなければなりません。また、私にとっては選手やチームへの信頼を示す機会でもあります」

「私やコーチは、選手のローテーションが重要だと考えているだけでなく、チーム内のメンバーにさまざまな役割の経験を積んでもらいたいと考えています。このチームにとって重要なだけではなく、各国の代表に選ばれる際、また招集された際、ポリバレントな選手は重要視されるからです」

監督はさらにこう付け加えます「まず第一に、選手たちはピッチ上で適応し、柔軟でなければならないので、これは本当に重要なことだ。これにより、試合中、そして対戦相手に応じて、システムや組織を変更する可能性が生まれる。」

「いつも同じようにプレーすると、より予測しやすくなり、相手にとっては分析しやすくなり、ブロックの仕方が分かりやすくなります。このようにさまざまな選択肢があることは、選手にとっても、監督である私にとっても良いことです。」

「先週と今夜の試合を見ても、パフォーマンスのすべてが完璧だったわけではないが、結果的には良い状態にある。これは大きな自信につながるし、我々にとってこの調子を維持することが重要だ。だから、ポジティブなことがたくさんあった。」

【チーム全員で共有する信頼・自信・勇気】

外部から見ていると、チームから発信されるHPSNSを通じて、試合結果だけではない要因も見えてきます。まず、練習が高いモチベーションが保たれていて、選手は練習に参加するところから本当に楽しそうです。そして選手同士は先発を争うライバルのはずなのに、とても仲が良さそうに見えます。これは前述の監督からの「信頼」を選手が受け止めている表れでもあり、試合での役割を指導者が明確に指示し、それを実現するための反復練習を徹底しているのからです。選手各々が役割を担えるに十分なレベルに達するまでコーチが指導し、選手は自信を持って出場機会に対応できるからだと思います。それは今シーズン初めて先制を許し、連勝が危ぶまれた試合で証明されました。初めての苦戦に直面した監督の杞憂を吹き飛ばしたのは、チームの粘り強さとゲームプランを貫く姿でした。

「両チームとも今日は大きなミスを犯した。たとえボールを失ってそういう状況に陥ることもあるかもしれないが、チームと選手たちがもう一度挑戦するだけの自信と勇気を持ってほしい」「時には、より良い決断を下すこと、より迅速に実行すること、より良くスキャンすること、制御することなど、高レベルで本当に重要な多くの小さな詳細が重要になります。」「最も良いチームとは、ミスが最も少ないチームです。試合ではミスは必ず起こります。私は選手たちに、もう一度挑戦する勇気を持ってほしいと思っています。」

監督は「信頼」「自信」「勇気」、この三つの言葉を常に口にしています。

【常にもたらされる新風】

連勝が11試合に達したこの試合ではもう一つのビッグニュースがありました。クラブと初のプロ契約を結んだ17歳の選手を短い時間ながら、欧州チャンピオンズリーグ戦に初出場させたのです。

「彼女個人にとっても、クラブにとっても特別な一週間だ」と監督は語りました。「特にチャンピオンズリーグの試合で出場する機会を得られたことを、本当に嬉しく思う」

「彼女は我々と一緒にトレーニングをしてきました。若いながらも才能が見えます。選手としてとてもダイナミックで、とても頭が良く、ボールの扱いが本当に上手です。彼女は成長し、今夜の経験は彼女に大きな喜びと自信をもたらすでしょう」

「監督として、私は若い選手たちとたくさん仕事をしてきました。特に前職のアカデミーにいたときはそうでした。若い選手たちにチャンスを与えて、自分たちの実力を発揮してもらうことができるのは、私にとって特別なことです。それは本当に素晴らしいことであり、クラブが若い選手たちをうまく扱っていることを示しています」

 ほかにも日本人選手を含む19歳から21歳までの7人は「Kids are STAR!」「Seven under twenty-one. The next generation bigins now.」と公式SNSで紹介されています。

【好循環】

 実はこのチームの前任監督は7年以上チームを指揮し、歴代欧州最高峰の実績を上げ、今はある国の代表監督を務めています。退任後も幾度となく最優秀監督として表彰を受けています。前任監督は先発選手を固定することが多かったように思います。去年の国際大会でも、ほぼ11人を固定しチームを世界一に導きました。

どちらのやり方も正しいと思います。どちらかといえば前任監督のやり方の方が現時点での主流だと思います。一方、新任監督の方針は下部組織にも貫かれていてキッズも含めて入団希望者が倍増以上に増えているそうです。観客動員数も増加、チームグッズも売り上げ増、このチームと同じ地域に本拠地を置き、ダントツの人気を誇るチームに肉薄しているそうです。

 なぜ、言葉通り「チーム全員で戦う」ことを「現代的で斬新」というかの真意は、少年期から高校生くらいまで、スポーツをしていたならば試合に出場する機会はある程度平等であっておかしくないし、指導のやり方で不可能ではないということ。また、どんな選手でも試合に出た時の責任感の重さは言葉で伝えても経験し難いものです。そしてスポーツでは、どんなに努力しても、努力しただけ結果が伴うことは少なく挫折や失望ばかりといった経験は、その後の人生を乗り越え易くし、好循環を生む材料に他ならないからです。続きは、また後日。

今後は「競技人口のすそ野を広げる」「高校進学で県外強豪校に行ってしまう」課題などにも触れたいと思います。